Variations in oxidative stress
酸化ストレスの変化
高気圧酸素は、細部組織により多くの酸素を送るために、酸素が増えるのと同時に活性酸素も増え、活性酸素が持つラジカルによるDNA損傷(酸化的ストレス)が増大する可能性が考えられる。
しかし、20 人を対象としたフリーラジカルシステムによる測定によると、入室前平均210.55(正常値FRAS:250~300 単位)、入室後平均201.15 といずれも正常範囲であり、1.3 気圧程度の高気圧酸素では酸化ストレスの変動は全く問題にならない事が判明した。
※臨床研究で使用した装置HTU(HYOX Ltd.Scotland)
※傷害治療促進における高気圧酸素療法の有用性に関する研究(課題番号12480003)参照
※研究者代表 宮永 豊(筑波大学体育科学系)